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独断とへりくつblog

人を傷つけずにはいられない、自己中・自己愛性人格への対処

常に戦争と貧困があった時代では、大人にとって子供とは都合の良い生活の足しになる働き手でもあった。

その働き手の子供が大人になれば、同じように子供を産み、都合の良い生活の足しになる子供によって、代々生活を維持したような部分もあり、またそれが出来ない家族というのは、のたれ死ぬという事だったのだと思う。

常に戦争と貧困があった時代では、常に強い者が生き残った。

でも今の時代は福祉という考えがあり、強い者が常に生き残るという時代でも無くなった。のたれ死ぬという事を世の中が放っておかない。(放っておかれることも多いけど・・)



だから、今の時代で経済的な部分だけでなく、精神的な自立も含め、自立がうまく出来ない親が、子供を親にとっての何かしらの依存の対象にしたり、子供からの愛情を利用する大人がいることにより、子供が精神的におかしくなり、子供が何かしらの事件をおかす・・というのはあると思う。

親が子供から奪うっていうのは、どんなことかは、斉藤学さんの機能不全家族の話や、加藤諦三の搾取する親の話や、マリー=フランス イルゴイエンヌさんのモラルハラスメントの本など読めば、相手が自分へ愛情を持っているという事を利用するという事が、どんなことか少しわかる。

愛情を利用されボロボロになった人は、精神に不調をきたし、その不調がひどくなると自殺したくなるか、その親や別の他者に殺意を抱くなるようになるか・・、気持ちを利用された人の恨みは、強いと思う。

昔は、どこで誰がのたれ死のうが構わない時代だったけど、今は違うから。

虐待も親からのモラルハラスメントも、共依存も、支配も、子供の精神を壊す結果が、家庭内暴力や、非行や、反社会的行動となって現れたりするのだと思う・・・



あくまでも個人的な気持ちからだけど・・・・
私は、自分の親が好きか?と聞かれたら、好きだとは即答しないと思う。


私の親は、裕福な家庭で育った訳では無いので、それなりに我慢を強いられた中で育ったと思う。それでも、私にとって父や母は精神的に子供過ぎた親だったから、私が早くに精神的に大人にならなければやっていけないような家族だった。


私は親が例えばADHD傾向があって、嬉しかったか?と聞かれれば、嬉しくないと答えると思う。


親がADHD傾向だと、家族は波乱万丈になりやすい気がする。

親が話をきちんと聞いてくれないので、子供心に受け止めてくれたという実感も薄い。

いつも行き当たりばったりの事を言ってきたりやってきたりするので、子供としても親の言動に混乱する。

確かに、親として子供の私を愛してくれたとは思うけど、それと同じくらいその行き当たりばったりの行為で、私は振り回され、混乱され続けられた記憶がある。

子供時代は誰だって精神も未熟で、だから子供時代の私にとって、この混乱は精神的な不安として何かしら心に残る。

私にとっては、発達障害的な傾向を好意的ばかりに受け止める事はやっぱり出来ない。


だから、発達障害的な行為や状況をあまりにも、あまりにも、好意的ばかりに表現されると、正直辛い。



何かしらの障害の傾向があることを、自慢するというか楽観する時間があったら、というか、障害となりうることがそんなに良いと言えるほどか・・??と思う・・


唯一良い事があったとしたら、色んな人の痛みを感じる努力を更にするように意識するようになったことくらいかもしれない・・。そもそも私は物事を簡単に楽観しすぎる事に疑問を持ってしまうタイプなんで・・・。

何かしらの障害の傾向があると思うのなら、子供に何かしら負担をかけてないか、気が付いて欲しい。子供だってりっぱな一人の人格者だ。

未熟な親だと本当に自負してるのなら、子供にたくさん謝るべき事があることを気が付くと思う。

そして、子供に素直に謝れる精神になれないのなら、子供に素直になれない親としての自分を認めるべきだと思う。子供の心をどうするかは、一番は親にかかってるから。



機能不全的なダメダメな家族の中で何とか乗り越えてきた人は、その後の人生で、その人にとってのトラウマやフラッシュバックを思い起こすような精神をきたす様な出来事になるべく出会わないようにすれば

今まで獲得してきた感性で、困ってる人をうまく援助できるとは思う・・


私が本当にお世話になった先生方は、本当に心の痛みのわかる先生方で、
甘やかされ、心の痛みも知らないという人ではなく、痛みを感じながらも人に優しく生きてこれた方達ばかりです。

痛みは、なるべくなら心が壊れない程度に経験するのが一番良いのだと思う。だけど、心が壊れない程度に痛みを経験するなんて、難しいとは思うけど・・。たいていは、一度や二度、壊れかかるくらいはあるかもしれないし・・・