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独断とへりくつblog

人を傷つけずにはいられない、自己中・自己愛性人格への対処

ムカムカの上野様、能力の高い人が、弱者を自立支援へ繋げやすくするために

以前、成田悠輔評「タコになりたい」 フェミニズムズ/FEMINISMS展の記事を読んで、女性を男性の性欲対象としてあまり見ない、人間の男と女を「ヒトという生物のメス・オスとして観察」している性欲低い成田さんらしい評だと、私は思った。

https://artnewsjapan.com/story/article/4

 

「ムカムカする寄稿:上野千鶴子社会学者) ~クロスレビューフェミニズムズ/FEMINISMS展」成田悠輔氏・鹿島茂氏評を受けて」と言われる上野千鶴子さん

https://artnewsjapan.com/article/39

私は上野千鶴子さんが好きで、成田悠輔支持でもあるので、特に成田氏についての記事に興味を持ったが、上野さんは、過去のインタビュー(https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2009_01/p18-21.pdf)で

 

・敵は外にも内にもある

男女雇用機会均等法一つとってみても,支持するひとと,いや女性の労働強化になるだけだと反対するひとがいます。生殖医療の合法化をめぐっても,産みたい女性の権利を拡大すると賛成するひともいますし,女性に出産圧力が強まるだけだと反対するひともいます。答えは単純ではありません。

 

とあるように、様々な価値観・意見による、敵は外にも内にもあると言っている。

嫁対姑、婿対舅のように、敵は外にも内にもあり、それぞれの立場で、価値観・意見が食い違う。同じ性別でも敵になる。

高齢化社会というものは,誰もが将来にわたって多少なりとも中途障害者になる社会」です。女性差別が平気な男性がいるのは,その男性が女になる,つまり被差別者になる可能性がないからです。障害者差別も,自分が障害者になる可能性がほとんどないと思っているからできるのです。でも,高齢者差別に関していえば,差別をしていた自分自身が,差別をした対象(高齢者)になっていくのですから,自己差別からくる自己否定感が最大の問題となります。

 

↑上野さんが言われるように「自己差別からくる自己否定感が最大の問題」で、この方たちの多くは、自分の病気や介護状態を受け入れませんね・・その為、家族や医師、医療関係者も困惑しながらの対応となり、すったもんだありながらも、早くに他界される方もおり、その場合ご本人的にはピンピンコロリで本望となるケースも少なくない気がします。

 

私の出発点はもちろん女性学ですが,「違っていても差別を受けない権利」という考え方を進めていくと,いわゆる「社会的弱者」と言われる人々と問題が同じであることに気付きました。社会的弱者といっても,高齢者,障害者,患者,不登校精神障害者等,多様性がありますが,この10 年間ほど,そういう問題意識で研究をしていると,多様性に富む中に存在する共通点がうまく言語化できるようになってきました。

 

↑上野さんは、能力高い人なので、「社会的弱者」と言われる人々と問題が同じであることに気付くのが、意外にも遅かったのですね・・・

 

https://telling.asahi.com/article/15006345

本当に、もう十年一日、女って変わらないなと思いますね。半世紀前のリブ(ウーマンリブ)とフェミニズムは、「男の承認に依存するな」って言ってきたんですよ。「男に選ばれないから悲しい」とか、「彼から連絡が来なくて自分がないがしろにされているのがつらい」とか、そんなやつこっちから捨ててやったらいいじゃないですか。私たちは、「自分の値打ちぐらい自分で作れ、バカ者よ」って言ってきたんです。男に値打ちを与えてもらうなって。

 

上野さんのような能力高い人が、弱者の立場を考えてくれるのはとても嬉しい。

と同時に、このご意見を読むと、能力高い人だからこそ言える言葉だと感じる。

私は、上野さんの言われるおひとり様の女性、要支援・要介護状態の高齢者のおひとり様女性だけでなく、いわゆる8050、9060問題に近いような、未婚娘が、高齢の親の金頼りに依存しながら暮らしている現状にも何度も出くわしている。

人に依存しないと生きていけない弱者である人達。この人達をいかに自立した生活が出来るように支援できるか・・

今の子供・若者達も、将来8050、9060問題に近い生活、高齢の親の金を頼りに依存続けて暮らすのではなく、いかに自立した生活が出来るように支援できるか・・

ソーシャルワークとして何が出来るか考えます・・・