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独断とへりくつblog

人を傷つけずにはいられない、自己中・自己愛性人格への対処

(障害児支援の中で)〜新学期は落ち着かない

発達障害を持った子ども達、特に自閉的特性を持っている子や新しい場面が苦手な子にとって、新学期や進学で環境が変化するこの春は本当に落ち着かないよネ・・

担任の先生も変わり、先生からしても、新たに受け持つ子供との関係作りをしながら、環境の変化にとまどうその子が不安になったり、不安からくるパニックの増大や、普段以上の問題行動の多発に気をつけながら、新しく受け持った先生も、普段以上の緊張感を持っていると思う・・

この子達の特性を考えれば、新学期は普段以上の緊張感を持つのは当然だとも思うが・・

「いや、私は経験○○年ですから・・。」

なんて言って、子供と接している人はきっと進歩はしないと思う。なぜなら、出会う子それぞれ、同じ子なんていやしない。どの子も、その子だけの特性や個性があるのだから、
「私は経験○○年ですから・・。」なんていう価値観で、これから関係を築いて行くべき子供を見るなんて、とても失礼な話しだし、そんな言葉が出た時点で、成長は無いと思う。

◆ ◆ ◆

預かっている中で、春休みは何となくゆったりと過ごしていた子達が、進級・進学・新学期のこの春で、いきなり落ち着かない様子を目の辺りにして、息子が幼稚園の頃を思い出した。

幼稚園の年中組の頃、先生から
「月曜日はいつも落ち着きありません。土日どのように過ごしているんですか?休みの日はゆったり過ごさせて下さい」とよく言われていたことを・・・

これを言われる度に私は、
息子が落ち着かないので先生に何かしら大変な想いをさせてる・・という申し訳ない気持ちでいっぱいだった

と同時に、土日はそんなに情緒不安定な生活をさせてるのか・・?と、どんなに考えても、そのような不安にさせるような過ごして方はしていないのに・・何がいけないんだろう・・?と原因がなかなか見えない中で、

月曜日幼稚園にお迎えに行くたびに、
「月曜日はいつも落ち着きありません。土日どのように過ごしているんですか?休みの日はゆったり過ごさせて下さい」と言われてた・・

◆ ◆ ◆

毎回幼稚園の先生に言われてて、私も何がいけないのかわからなかったので、療育の心理の先生に尋ねてみた。

そしたら「月曜日は、週の始まりですし、子供にとっては幼稚園とは、家庭と違って刺激が多いので、週の始まりの月曜日は色んな意味で落ち着かないのでしょう。週の始まりの月曜日に落ち着かないという子はわりに居ますよ・・」

と聞いて、なんだか原因が知れてほっとした気がした・・。

だってそれまでは「土日の家庭の過ごし方」を毎回言われてたけど・・、それでも何がいけないのかわからなかったから・・だって、情緒不安定になるような過ごし方した覚えも無かったから・・

◆ ◆ ◆

新学期や進学で環境が変化するこの春で、妙に落ち着かない子達を見て、息子の幼稚園の頃をふと思い出した・・・。

何でもかんでも、親の育て方のせい、責められやすい時代を何となく思い出した・・

というか、今でもきっとあるかもしれない。無知からくる誰かを無意味に責める言葉。

新学期や進学で環境が変化するこの春は、子供も、親も、先生も皆大変なんだ・・。


一部の誰かの行動だけが悪い訳じゃない。
一部の誰かに責任を負わせる・責任を押し付けるような言葉は本当にいつだっていらないはず。

みんなで大変さを分担すれば・・、その方が絶対良いはずなのに・・

一部の誰かだけに、大変さを押し付けたがる思考をしたがる人が居る。
そんな人は、子育てや教育を語るなって・・。思う。

*[●日々のどうでもいいこと(ADHD/LD/PDD広汎性発達障害の育児アリ母)]