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独断とへりくつblog

人を傷つけずにはいられない、自己中・自己愛性人格への対処

他者からどう思われてるか(客観的な視点)?ADHDとAS・広汎性発達障害

広汎性発達障害、特に高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの方の話を聞くと、やっぱり息子の特性とは違うなぁ・・と思うこともしばしば・・

息子も確かに幼児期は、クルクル一人でコマのように回っていたり、会話が一方的だったり、どうも視線が合いにくいとか、自閉的特徴があったのですが、小5あたりから一方的なコミニュケーションもかなり無くなり・・・


幼児期の息子の視線が合いにくかったというのもあったけど、これは目の前の人の肩越しの向こうを見るというような、自閉的な視線が合わないというのではなく、
周りの状況をあちこち見てて、いわゆる注意転導で、視線があちこちいってる状態で、目の前の人と目が合わないという感じの視線が合わないという状況だった・・


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アルファの場合、中学生の現在では、他者からどう思われてるか?を気にしたり・・と、他者の視線をとても気にします・・

でも、大卒のいわゆる学力が高い、高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの方の話を聞くと、他者の方の視線をあまり気にしない・・と聞くのもしばしば・・です。

大卒のいわゆる学力が高い、高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの方々の場合、ルール的な事や本人のこだわりの部分で、あの人はちゃんとやってないだの、今は○○をしちゃけいない時間・場だとかの、本人自身が持っている堅いルールやこだわりがあり、その時・その場の周りの状況に合わせ・・が苦手のような印象が・・・、

本人のこだわりが優先してしまい、その時の周りの状況(他者の心理的状況)に目が向きにくい感じは、自閉症の特性を感じます・・


他者の心理的状況や、他者の方の視線を気にしない・・自閉症の特性を持つ人は、「本人は自分は変わってる」と思ってなくて、周りの方が「変わってるね・・」と気が付いてる・・と言うか・・、気になってしまうというか・・


息子の場合、そのような自閉的特性はあまりないので、はっきりとした高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーでも無く、だからこそ特定不能の広汎性発達障害とか、非定型自閉症(PDDーNOS)という事なんでしょうが・・

本人が他者からどう思われてるか?他者の心理的状況を、どれだけ気にしているかという部分が、どの程度であるかどうかで、また話が随分と違ってくるな・・と思いました・・


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息子は、ある程度「良い子ぶる」というのは、出来る。
また、学校の先生や先輩には敬語を使うけど(視線を合わせ、愛想笑いをしながら敬語を使ったりなど・・)。また、自分より下だと思った相手には、気を使わない言葉を使ったりもするし、相手によって態度が違うというのはある。

他者からどう思われてるか?、わかってるからできる事でもあると思う・・。

また、他者からどう思われてるか・・、というのはつまり、この相手にはそれなりの態度でいようと思う、社会的な事への息子なりの「人間関係の計算?」ができるからこそ、「他者からどう思われてるか・・という振る舞いを自分で出来る」のだと思う・・

ただこの「人間関係の計算?」の中の答えとして、「場に溶け込みたい・相互コミニュケーション」が答えになるような「人間関係の計算?」なんだけど・・・

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自閉的特性の人も、相手によって態度が違うというのはあるというのは感じるのだけど・・

例えば、本人のこだわりが優先だから、相手への個人的感情として、好き嫌い(興味がある・無し)もはっきりしており、気に入った相手なら、相手に嫌われないように努力すると思われます。でも気に入らない相手には、失礼な態度も多く取る事になるでしょう・・。

上下関係の中で、偉そうな人の前では大人しく、偉くなさそうな人の前では強気に出るという部分でも、好き嫌い(興味がある・無し)に似ているような感じです・・
ただ、本人のこわだりの内容によっては、上下関係も関係なくなってくる場合もありますが・・(^^;)

個人的には、見ていてそう感じる事が多いです・・

自閉的特性においての人間関係は、「場に溶け込みたい・相互コミニュケーション」ではなく、常に「本人のこだわりが優先」

「じゃあ、私は違うわ・・・」と思っている、自称ADHDの人・・この人達の中では、見事に、本人独自のこだわりで人間関係を関わってる人も多い。

話していて、何となくわかります・・。

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ADHDの熱中・集中と、自閉のこわだりでは違うのに、自身の自閉的なこわだりを自称ADHDの人は、ADHDの熱中・集中と思ってる・・

ADHDと、自閉的特性は、重複してる人が圧倒的に多く、

本当の純粋のADHDのみならば、行動はADHDの行動、でも心理的思考は、定型発達に近いものになると私は思う・・

自称ADHDと言いつつも、共感力が乏しく、本人より周りの人がその人の思考・行動・言動に違和感を抱く、そのような感じの人は、自閉的特性を持ったADHDだと私は思っています。

ADHDの、人と何か違う、違和感というのは、ADHDは大胆な行動を取りがちで、その大胆さで周りが驚く。心理的思考は定型発達により近いので社会性には問題なく、また変化と自由を好むので、色んな人と仲良くなれる。けれど、その変化と自由を好むという点で、集団での群れは意外と本人には合わなかったりする。


自閉的特性では、こわだりを主張する事が、こだわりを強制することとなり、その結果人を支配的に関わったり、言語で言いくるめたりする。

また「こわだり」は、あくまでもその人「個人のこだわり」ではあり、社会的な意味での「一貫性のある考え方」とは全く違う。社会的な意味での「一貫性のある考え方」なら、多くの人に共通するはずだから・・。

「個人のこだわり」は、社会的な意味での「一貫性のある考え方」ではないので、一部にしか通用しない思考。なので、いわゆるマニア・オタク的な中でのルールや思考でしかない。

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また特定不能の広汎性発達障害とか、非定型自閉症(PDDーNOS)の人の中には、こだわりが少ない、多少の共感力もある「場に溶け込みたい・相互コミニュケーション」の人もいるので(だから自閉度が少ないのだ・・)

「本人のこだわりが優先」な、高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの特性の違いでは、話をしていてなかなかわかってもらいにくいこともあって・・、

わかってもらいにくいこともあるせいか、いくらスペクトルとか連続体と言っても、ここまでひとくくりにすべきかなぁ・・と思うときある・・・

アスペルガー傾向の方と話したりする時に、よく話が平行線になる事があるのですが、
「あ〜、これがアスペルガー(自閉的特性)によるものかな・・」
http://www.autism.jp/asp_web.htmlにある
コミュニケーションというキャッチボール」がなりにくい・・、
しゃべるほどには理解していない」・・

「相互コミニュケーション」ではなく「こだわりが優先」これを感じます。

思考の仕方が常に「本人のこだわりが優先」なので、「しゃべるほどには理解していない」・・


スペクトルだ、連続体だと・・と聞くわりには、高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの特性が強い方を育ててる方からすると、この特定不能の広汎性発達障害とか、非定型自閉症(PDDーNOS)の中途半端さ加減が、なかなか伝わらなかったりする、

その伝わらない部分で、話がどうもぎくしゃくしたりしてね・・

私は、自閉症の一番の特性は「こだわりの強さ」と「共感力の弱さ」だと思う・・。
こだわりが強いから共感力を持ちにくいのか?
そもそも共感力的思考ができにくいから、こだわりという偏った思考に行ってしまうのか?
どちらがどうなのかわからないけど、でも自閉症の特性として「こだわりの強さ」と「共感力の弱さ」を常に感じる・・個人的にだけど・・

そして、この「こだわりの強さ」と「共感力の弱さ」が、客観的視点での思考にもとても関係があると思う・・・

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特定不能の広汎性発達障害とか、非定型自閉症(PDDーNOS)は、そんなに自閉症の特性は強くない、・・から

友達を求めるということに対しても、

高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの特性が強い方からすると、いわゆる自閉症特有の理解の仕方で、友達を求めてたりするから、
「友達という意味を理解しないで、友達を求めていたりする・・」とか
「本当は一人でいるのが好きなんだけど、友達を作らないといけないと思い込んで友達が欲しいと言ってる」とか、また積極奇異の積極性とも違う・・


息子の場合は、友達と一緒に居ると楽しいから友達を求めてる。友達を求めるのに、自分自身の気持ちや感情が自然に伴ってる。


じゃあ、どこか自閉的なの?と言われれば、社会的な事への解釈がやはりどこかズレてたり、感覚的なアンバランスがあったり・・など・・・

でも、ADHDもあるので、忘れっぽいし、LDの書字のこともあるんだけど・・


でもこうなってくると、もはや、じゃあ別にADHDとLDという説明の方がわかりやすいと言われそうだ・・。実際にそうだ・・

でも、診断では、広汎性発達障害を優先しなきゃいけないんだよね・・


特定不能の広汎性発達障害とか、非定型自閉症(PDDーNOS)かよ・・
なんだか、かえってわかりずらい・・


他者の心理状況を気にしたり、
他者からどう思われてるか(客観的視点はどうなのか?)・・?とか
共感力がどのくらいあるか・・?とか

その辺りを含め、広汎性発達障害自閉症の特性)をもう少し考えたい

自閉症の書籍「自閉症とマインド・ブラインドネス」で「注意共有の仕組み=Shared-Attention Mechanism : SAM)が出てきますが、この注意共有の仕組み=Shared-Attention Mechanism : SAM)がうまく機能していないと、共感力もなかなか持てないそうです・・。

(話途中・・)